生成AIの使用者自身がマーケティングの基本プロセスとフレームワークを正しく理解した上で、生成AIへのプロンプト(指示文)を書けるようにって、実際の分析・立案作業はChatGPT・Copilotなどの生成AIを活用すれば生産性は劇的に向上します。通常の「新規事業立案演習」は、インターバルで課題をこなしながら、3ヶ月・5日間のセッションを要します。この生成AIを活用した演習では、ゴールは「ラフプランの完成」とハードルは下げていますが、わずか2日(もしくは4時間×4回)で完了します。生成AIを業務に活かす実践編としてオススメです。
導入企業
通信キャリア/Sier・ITベンダー/広告会社/電機メーカー/Webサービス・EC企業/情報サービス会社/素材メーカー/日用品メーカー/人材会社 等多数
研修詳細
研修の目的 | 「マーケティングの体系」と「フレームワークのポイント」を押えた上で、 劇的に進化を遂げているChatGPTやCopilotなどの生成AIを活用すれば、 誰にでも「マーケティングプランの立案」ができるようになります! マーケティングとフレームワークの初心者はもちろんのこと、 ChatGPTやCopilotなどの生成AIを業務に活用したことがない方でも、 「フレームワークを使いこなす・徹底活用する」ためのポイントと、 「生成AIの使用上の注意」を1日・7.5時間で学びます。 2日目には、受講者各自の「自社の技術や強みを活かした 事業アイディア(思いつき)」を、1日目に学んだフレームワークと 生成AIの使いこなしによって、グループワークで「新規事業計画の立案」を 「マーケティングの体系」に従って講師指導の下、 実践的に構築していきます。 最後に振り返りをして各自の「日常業務での活用」へ落とし込み、 実践力の定着を図ります。 |
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研修内容のピックアップ | 【事前課題】
受講者各自が思いつきレベルでもいいので、 「新規事業アイディア」を1案以上考えてくる。 【Day1】 1.ニーズの本当の意味と生成AI活用のポイント マーケティングの「基本のき」である「ニーズ」の本当の意味と、 その抽出方法がわかる。 「マーケティングの全体像(体系)」を頭に焼き付けられる。 ChatGPT・Copilotを業務で使うポイントが理解できる。 2.まず社内より市場や顧客に目を向ける!:環境分析 代表的な環境分析のフレームワークの使い方を事例を通じて学び、 生成AIを利用するための留意点を押え、 プロンプトの決定版を学ぶ。 3.顧客候補を見つけ出し、自社の魅力を示す:戦略立案 企画提案、マーケティングの「心臓部」である、 「誰に・どのように魅力を示すのか?」という「戦略立案」の 具体的な方法が実践できるようになり、それを実行するためのプロンプトの 決定版を学ぶ。 4.効果的な施策構築(マーケティングミックス=4P)のポイント 戦略立案で考えた「魅力の打ち出し方」を踏まえた具体的な4つの 切り口の施策(製品戦略・価格戦略・流通戦略・コミュニケーション戦略) を考えるセオリーとフレームワークが理解できるようになる。 5.事業化アイディアのブラッシュアップと絞り込み 「MTF」のフレームワークを学び、事前課題の各自のアイディアが、 技術(シーズ)の実現する「機能」で、市場のニーズが求める「価値」を 実現できるか?・・・という、「シーズとニーズの結びつけ」の意識を 持てるようになる。その上で、グループメンバーのアイディアを、 「実現可能性」と「インパクト」という二軸で整理・評価し、 アイディア収束の方法を学ぶ。 【Day2】 ①環境分析(3C分析) Day1で学んだ「3C分析」のフレームワークの ポイントを押えた使い方の実践。その中でChatGPT・Copilotに 適切なプロンプトを与え、分析の精度を上げていく。 短時間で精度の高い環境分析を行なう実務に活かせるノウハウを 体感的に学習していく。 ②戦略立案(セグメンテーション~ターゲティング~ポジショニング:STP) Day1で学んだ留意点を意識しながらも、マーケティングの心臓部である 「STP」の各フレームワークをChatGPT・Copilotを使いながら固めていき、 基本的な新規事業の基本戦略を確定させるプロセスを実践する。 ③施策立案(4P) Day1で学んだ留意点を意識しながら、マーケティングの具体的施策を 検討する。その上で、ここまで検討してきた内容に整合性があるかを検証し、 不整合がある場合は修正して「新規事業企画」を完成させる一連のプロセス を学ぶ。 ④グループ発表とクラスディスカッション 環境分析のおさらいをした上で、戦略立案と施策立案までの、 新規事業企画案を各グループから発表し、クラスディスカッションを行ない、 特に「全体の整合性」を確認。「マーケティングの全体像」と、 その中でのポイントを各自の中に落とし込む。 ▼研修のウリ! マーケティングの基本プロセスとフレームワークを正しく理解した上で、 生成AIへのプロンプト(指示文)を書けるようになって、 実際の分析・立案作業はChatGPT・Copilotなどを活用すれば生 産性は劇的に向上します。通常の「新規事業立案演習」は、インターバルで 課題をこなしながら、3ヶ月・5日間のセッションを要します。 この演習では、わずか2日(もしくは4時間×4回)で完了します。 生成AIを業務に活かす実践編としてオススメです。 |
研修時間 | 2日間、または4時間×4回 (1日7時間集中コースも承ります) |
開催方法 | オンライン・対面共に実施可能 |
受講対象者 | マーケ、営業、経営企画、次世代リーダー層、新規事業開発、 商品開発、その他企画業務を生成AIで業務効率化したい方 |
その他 | – |
研修を受けることで・・・
・マーケティングを知らない。自分の業務にどう活用するのかわからない
・顧客が見えない、ニーズがわからない
・いくつかのフレームワークは知っているが、使いこなす自信がない
・ChatGPT・Copilotなどの生成AIを業務で活用したことがない
・自社の技術や強みから発想して「プロダクトアウト」な思考になってしまう
・自分の業務を顧客視点とニーズから考えられるようになる
・マーケティングとフレームワークの体系が理解できている
・各フレームワークの具体的な使い方のポイントが正しく理解できている
・生成AIを活用してフレームワークをスピーディーに使えるようになっている
・具体的な「課題抽出」「戦略の立案」ができるようになっている
・新規事業立案で、自社と自分の業務を大局的に見る視点・視座が身に付く
・自社の技術と市場のニーズを結びつけ、「新たな価値創出」の思考ができるようになる
・マーケティングの体系・フレームワークとChatGPT・Copilotを実業務で活用できるようになる
研修カリキュラム
2日間 | 【事前課題】
受講者各自が思いつきレベルでもいいので、「新規事業アイディア」を1案以上考えてくる。 <考え方:例> ・どんなニーズを持った誰(どんな市場のどんな企業)に ・どんな技術・製品の ・どんな機能・特性を ・どんな価値として・・・提供するのか? 【Day1】 ①意外と理解されていないマーケティングの「基本のき」と、 ChatGPT・Copilotを業務で使いこなすポイント” マーケティングの 「基本のき」である「ニーズ」の本当の意味と、その抽出方法がわかる。 「マーケティングの全体像(体系)」を頭に焼き付けられる。 ChatGPT・Copilotを業務で使うポイントが理解できる。 <内容> ・イントロダクション:マーケティングを学ぶ意味 ・「売れない!」理由は、「ニーズ」に対する誤った認識にあり! ・ChatGPT・Copilotの落とし穴 ・成功するセオリー=「マーケティングは流れで読み解く!」(事例演習) ②まず社内より市場や顧客に目を向ける!:環境分析 代表的な環境分析のフレームワークの使い方を事例を通じて学び、 具体例の演習で身に付けることができる。 フレームワークの基本と押えるべきポイントを理解して、 ChatGPT・Copilotを使って分析ができるようになる。 <内容> ・「3C分析」のフレームワークで「戦略の方向性」を導き出す! ・3C分析の分析事例で使い方を理解する! ・ChatGPT・Copilotを使った分析の注意点 ・事例演習:「3C分析」をChatGPT・Copilotを使ってグループワークで身に付ける! ③顧客候補を見つけ出し、自社の魅力を示す:戦略立案 マーケティングの「心臓部」である、「誰に・どのように魅力を示すのか?」という 「戦略立案」の具体的な方法が実践できるようになる。 ChatGPT・Copilotを活用する上での注意点がしっかり理解できる。 <内容> ・「一般的なセグメントの切り口」の誤用が「売れない!」原因(事例演習) ・顧客候補(セグメンテーション)~魅力度判定:顧客候補決定方法(ターゲティング) ・顧客候補へ「自社の魅力の打ち出し方(ポジショニング)」を決定する(事例) ・「マーケティングは流れで読み解く」が、「戻る!」も実務では重要! ・ChatGPT・Copilotでのセグメンテーション~ポジショニングまでの留意点 ④効果的な施策構築(マーケティングミックス=4P)のポイント 戦略立案で考えた「魅力の打ち出し方」を踏まえた具体的な4つの切り口の施策(製品戦略・ 価格戦略・流通戦略・コミュニケーション戦略)を考えるセオリーとフレームワークが 理解できるようになる。 <内容> ・マーケティングミックス(4P)の考え方の基本 ・顧客への製品の提供価値を明確にする「製品特性分析」 ・価格設定(値付け)の基本と留意点 ・流通チャネルの役割と設計の基本 ・コミュニケーション戦略と態度変容モデル ⑤事業化アイディアのブラッシュアップと絞り込み 「MTF」のフレームワークを学び、事前課題の各自のアイディアが、技術(シーズ)の実現する 「機能」で、市場のニーズが求める「価値」を実現できるか?・・・という、 「シーズとニーズの結びつけ」の意識を持てるようになる。 その上で、グループメンバーのアイディアを、「実現可能性」と 「インパクト」という二軸で整理・評価し、アイディア収束の方法を学ぶ <内容> ・「MTFフレームワーク」:レクチャー ・メンバーのアイディアの共有・ブラッシュアップ:グループワーク ・候補アイディアの絞り込み・決定:グループワーク ※市場性などは適宜、ChatGPT・Copilotを使用して検証する ※講師は各グループの議論に介入し、適宜指導する 【Day2】 ①環境分析(3C分析) Day1で学んだ「3C分析」のフレームワークのポイントを押えた使い方の実践。 その中でChatGPT・Copilotに適切なプロンプトを与え、分析の精度を上げていく。 短時間で精度の高い環境分析を行なう実務に活かせるノウハウを体感的に学習していく。 <内容> ・ChatGPT・Copilotを使用した3C分析の実践:グループワーク ・課題抽出と戦略の方向性の明確化:グループワーク ・発表とクラスディスカッション ・分析結果の修正:グループワーク ※グループワークには講師も介入して適宜指導。特に、分析・立案においては ChatGPTの生成データに頼り過ぎず、自分たちの考えで修正して仕上げていくことを 集中的に指導する。(以降の段階でも同様) ②戦略立案(セグメンテーション~ターゲティング~ポジショニング:STP) Day1で学んだ留意点を意識しながらも、マーケティングの心臓部である「STP」の 各フレームワークをChatGPT・Copilotを使いながら固めていき、基本的な新規事業の 基本戦略を確定させるプロセスを実践する。 <内容> ・新規事業の対象となる市場・顧客セグメントとターゲットの抽出議論:グループワーク ・上記の議論の結果をChatGPT・Copilotで検証し、修正する:グループワーク ・ターゲットのペルソナ分析 (ChatGPT・Copilotを適宜使用:プロンプトを工夫すること) :グループワーク ③施策立案(4P) Day1で学んだ留意点を意識しながら、マーケティングの具体的施策を検討する。 その上で、ここまで検討してきた内容に整合性があるかを検証し、 不整合がある場合は修正して「新規事業企画」を完成させる一連のプロセスを学ぶ。 <内容> ・製品特性分析(事業・製品の提供価値の明確化):グループワーク ・あるべき販路・販売形態の検討:グループワーク ・実施すべきコミュニケーション戦略の検討:グループワーク ④グループ発表とクラスディスカッション 環境分析のおさらいをした上で、戦略立案と施策立案までの、新規事業企画案を各グループから 発表し、クラスディスカッションを行ない、特に「全体の整合性」を確認。 「マーケティングの全体像」と、その中でのポイントを各自の中に落とし込む。 <内容> ・グループ発表とクラスディスカッション ・講師及び(在籍すれば)オーディエンスからの講評 全体のまとめ・Q&A ここまでで学んだ内容を振り返り、学びのポイントやキーワードを自分の中に落とし込み、 自分の業務でどのように活用できるかを考えられるようになる。 <内容> ・学びの振り返りとまとめ ・講師との質疑応答、アドバイス |
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受講者の声
いままでフレームワーク分析は面倒で、かえって時間がかかると思って敬遠していたが、「使いこなしのポイント」を身に付けることでスムーズにできるようになった。さらに、ChatGPTやCopilotを使うことでスピーディーにできて驚いた。ただ、きちんとフレームワークの「正しい使い方」や、「生成AIのクセ」を踏まえて使わないといけないこともわかったので、受講して良かったと思った。
ChatGPTも今まで使ったことはあったが、使いべきプロセスと留意点を押え、適切なプロンプトを与えることで、ここまで使えるとは思っていなかった。但し、その回答が全て正しいとは限らないので、それを判断するセオリーなどを最初に習っていたこともおおきかった。これからは業務に積極的に活用していこうと思う。
料金
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講師プロフィール
金森 努 (かなもり つとむ)
金沢工業大学KIT虎ノ門大学院、グロービス経営大学院大学の客員准教授を歴任。
2005年より青山学院大学経済学部非常勤講師。
大学でマーケティングを学び、コールセンターに入社。数万件の「本当の顧客の生の声」に触れ、「この人はナゼこんなコトを聞いてくるんだろう」と消費者行動に興味を覚え、深くマーケティングに踏み込む。(日本消費者行動研究学会学術会員)。コンサルティング会社・広告会社を経て、2005年に独立。30年以上、マーケティングの“現場”で経験を蓄積している。
コンサルタントとして、B to B・Cを問わず、IT・通信、電機・食品・家庭用品メーカー、EC等、幅広い業種に対応し、新規事業・新商品開発・販売計画・販売のテコ入れ案・コミュニケーションプランの策定等、幅広くマーケティング業務の支援を行っている。
講師としても業種を問わず、年間100コマ以上の企業研修に登壇。コンサルティング経験を元に企業課題に合わせた研修のオリジナルのコンテンツやカリキュラムを提供。研修によってマーケティングを「知っている」だけではなく、「業務に活かせるようになること」にこだわっている。
▼執筆
「ITメディアビジネスオンライン」にて月2回、ビジネスコラムを寄稿。
▼書籍
「初めてでもマーケティングが楽しく体系的に学べる本」をテーマに10数冊刊行。
「3訂版 図解よくわかるこれからのマーケティング」(2022年・単著:同文舘出版)
「技術マーケティングによる新規事業・R&Dテーマの発掘」(2024年・共著:技術情報協会)等。
日本プロフェッショナル講師協会・認定講師
効き脳診断BRAIN・認定フェロー
講師の自己紹介と講義風景
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